一般内科とは
一般内科では、特定の専門領域にこだわることなく、日常的によくみられる病気や症状に対応いたします。具体的には、急な発熱、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、咳、痰、喉の痛み、腹痛、嘔吐、下痢、動悸、息切れ、頭痛などを幅広く診ていきます。当院で解決困難な症状であっても適切なタイミングで対応可能な医療機関に紹介いたします。
生活習慣病など慢性疾患にも対応
長期の治療が必要とされる慢性疾患についても、一般内科で診療いたします。代表的な疾患として糖尿病、高血圧、脂質異常症などの生活習慣病が挙げられます。これらの疾患は重篤な心血管疾患にいたる危険因子であり、健康寿命を延ばす上で治療を継続していくことが大変重要です。このほか、花粉症、気管支喘息、骨粗しょう症、睡眠時無呼吸症候群、慢性的な頭痛、便秘などの治療も行います。
高血圧
家庭血圧が135/85 mmHg以上を高血圧と考えます。高血圧はそれ自体では症状は目立たないものの、放っておくと重篤な心血管疾患や認知症などにつながるため治療を行うことが重要です。目標値は患者さまの年齢や病態によって変わってきますが、問題がなければ130/80 mmHg(家庭血圧125/75 mmHg)未満を目指します。また高血圧の原因に他の病気(睡眠時無呼吸症候群や内分泌・腎疾患など)が隠れていることがあり、高血圧の診断・治療前に精査をすることが重要です。
脂質異常症
血液には脂質が含まれており、その中にはいくつかの種類があります。LDL(悪玉)コレステロールとトリグリセライド(中性脂肪)が過剰になるか、HDL(善玉)コレステロールが通常より少なくなると、脂質異常症と診断されます。特に高LDLコレステロール血症は動脈硬化症の最も重要な危険因子の1つとされ、重篤な心血管疾患に至らないように治療を継続して行うことが重要です。この疾患は主に血液検査で判断されます。診断基準は以下の通りです。
- 高LDLコレステロール血症:LDLコレステロールの値が140mg/dL以上
- 低HDLコレステロール血症:HDLコレステロールの値が40mg/dL未満
- 高トリグリセライド血症:トリグリセライド(中性脂肪)の値が150mg/dL以上
高尿酸血症
血中の尿酸値が7.0mg/dlを超えると高尿酸血症と診断されます。尿酸値が高い場合、自覚症状はありませんが進行すると尿酸が結晶化して関節や足先、耳たぶなどに蓄積されます。その結果、関節やその周囲に炎症が起こって激しい痛風発作が引き起こされることがあります。また、尿酸が腎臓に蓄積して結石を形成して尿管や膀胱に結石が移動すると、背中に激しい痛みを生じることがあります(尿路結石)。こういった疾患に罹ったことがある場合は特に積極的な治療を行う必要があります。
こんな症状はありませんか
- 高熱がある
- 熱がなかなか下がらない
- 咳が続いている
- 鼻水が止まらない
- 喉が痛い
- 頭が痛い
- お腹が痛い
- 下痢が続いている
- 食欲がない
- 肌がむくんでいる
- 疲れやすくなった
- よく眠れない
- めまいがする
- 健康診断で異常を指摘された
- など
内科専門医による診療
当院の院長は、新専門医制度に即した内科専門医資格を有しています。内科専門医として積み重ねた知識と経験を活かして患者さまの診療にあたっていきますので、お気軽に当院をご受診ください。また当院だけでは解決困難な症状も適切なタイミングで対応可能な医療機関にご紹介いたします。当院でご相談いただければどんな症状も解決策を提案いたします。
当診療科で扱う主な疾患
- 急性疾患
- 風邪、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症、咽頭炎、扁桃炎、気管支炎、肺炎、急性胃腸炎(腹痛、下痢、吐き気)、尿道炎、膀胱炎、熱中症 など
- 慢性疾患
- 高血圧、糖尿病、脂質異常症、脳梗塞後遺症、高尿酸血症、睡眠時無呼吸症候群、慢性の発熱、慢性的な体調不良、花粉症、気管支喘息、慢性の頭痛、便秘症 など