頭痛にお悩みの方は当院をご受診ください
こんな症状・お悩みはありませんか?
- 頭がズキズキ痛む
- 目の周囲が激しく痛む
- 頭を動かすと痛みが増す
- 痛みのためじっとしていられない
- いったん収まった痛みが何度もぶり返される
- 頭が痛くて仕事や家事に支障をきたしている
- 周囲の光や音に対して敏感になった
- 周囲の景色がぼやけて見える
- 瞼がうまく上がらない
- 目の前が暗くなる
- 吐き気がする
- など
慢性的な頭痛の場合、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などの一次性頭痛が多いです。一方で見落としてはいけない疾患として脳出血や脳腫瘍などもあります。慢性的な頭痛に悩まれている方は、まず当院をご受診ください。
頭痛によって日常生活が妨げられていませんか?
以下の症状に心当たりがある方は、頭痛が日常生活に支障を与えている可能性があります。ぜひ一度ご相談ください。
- 頭が痛いとき、それまで行っていた作業を中断しないといけないことがありますか?
- 頭痛のせいで、日常生活に支障が出ることがありますか?(仕事、家事、学校生活、人付き合いなど)
- 頭が痛いとき、横になりたくなることがありますか?
- この4週間、頭痛のせいで疲れてしまい仕事や普段の活動ができないことがありましたか?
- この4週間、頭痛のせいでうんざりしたりいらいらしたりしたことがありますか?
- この4週間、頭痛のせいで仕事や日常生活の場で集中できないことがありましたか?
頭痛を和らげるために、当院がサポートします
当院の3つの特長
- 症状と経過、問診、神経診察などから総合的に診断を行います。ライフステージや生活習慣を考慮し、患者さまと相談して治療を決めていきます。
- 長年悩まされていた片頭痛の患者さまでも、このお薬を使用することにより、頭痛の頻度や重症度、持続時間を抑える効果が期待できます。また他剤で効果不十分だった方にも有効です。
- 画像検査が必要な場合は、近隣の医療機関と連携して迅速に頭部CT/MRIの画像診断を行います。なお検査予約は患者さま都合を考慮して当院で調整します。
CGRP関連製剤とは?
CGRP(抗カルシトニン遺伝子関連ペプチド)は、頭部の感覚を司る三叉神経に多く発現し、脳周囲の血管に作用して血管拡張や神経原性炎症を引き起こし、片頭痛を引き起こすと考えられています。このCGRPに対するモノクローナル抗体がCGRP関連製剤で、米国では2018年、日本では2021年から承認・販売されています。
このCGRP関連製剤はこれまでの片頭痛治療を大きく変化させました。長年悩まされていた片頭痛の患者さまでも、頭痛の頻度や重症度、持続時間を抑える効果が期待できます。また他剤で効果不十分だった方にも有効とされます。
通常は6か月ほど使用し、症状を確認しながら継続するかを検討します。従来の予防薬よりも改善効果が早く出ますが、患者さまによっては約2~3か月かかることもあります。費用は決して安くはありませんが医療費の助成制度(医療費控除、付加給付、高額療養費制度)が使える場合もありますので、お悩みの方はまずはご相談ください。
頭痛診療(初診)の実際の流れ
- 事前問診
- 診察前に頭痛問診票をご記入いただきます。そこで症状を詳細に確認していきます。具体的には、頭痛の部位、頻度、持続時間、随伴症状、痛みの強さ、性状、増悪・寛解時の行動、などです。これまでに市販薬を内服したり、他院での治療を受けた場合はその反応性や治療効果なども併せて確認していきます。
- 診察
- 診察では問診表をもとに追加の問診を行い、脳神経症状・麻痺などを中心とした神経学的診察による評価を行います。この際に重要なことが、『見落としては行けない重篤な疾患(二次性頭痛)ではないか』という点です。
特に危険な頭痛のサインとして、- 頭痛に発熱が伴う
- 麻痺・けいれん・物が二重に見えるなどの症状
- 雷に打たれるような突然の激しい頭痛
- 40歳以上で初めて頭痛発症
- 頭痛がここ数ヶ月徐々に悪化している
また近年では市販薬や治療薬の使用過多による薬物乱用頭痛も問題になっており、薬を頻回に飲んでも毎日頭痛が続いている場合には注意が必要です。
こういった診察の結果と年代・性別などの疫学を組み合わせることで、ある程度診断がつくことになり、受診当日より治療を実際に提案していきます。 - 検査
- 診断がある程度ついても、見落としを防ぎ、診断の確からしさを高めるために追加の検査(血液検査・画像検査)を適宜検討していきます。血液検査は特に発熱時や感染症、甲状腺疾患を疑う場合に行うことが多いです。
当院では画像検査ができないため、CTでは「出雲市民病院」、MRIでは「えだクリニック ピクトルいずも画像診断室」と連携しています。両方の検査を行うことはあまりなく、差し支えなければ診断精度の観点からMRIを推奨しております。
画像検査の日程は、患者さまの都合に配慮して当院で調整を行い別日となることが多いです。
他院での画像検査の帰りには当院にお立ち寄りいただき、検査結果を説明することになります。 - 治療
- これまでの流れから診断と病状の説明を行い、今後の治療の見通しをお伝えして、ガイドラインに沿った標準的薬物治療を提案します。薬剤は副作用に注意して少量から開始しますが、効果が得られるまでゆっくり増量していきます。特に片頭痛の患者さまの場合はCGRP関連製剤を使えば劇的に改善するケースもありますが、一般的には4週以上かかるので通院して効果を見極めることになります。
その際に有効なのが頭痛ダイアリー(症状日誌)です。頭痛の治療経過を評価するために、頭痛の日数や服薬回数、治療効果などを頭痛ダイアリーに記載するようお願いする場合があります。また頭痛の原因によっては生活習慣の改善が有効であり、適宜アドバイスも行います。
診療の経過によっては適宜二次性頭痛の再検討を行い、高次医療機関や心療内科、精神科と連携して共同診療を行っていきます。
小さな疑問や不安もまずはお気軽にご相談ください
略歴
- 2017年
- 金沢医科大学医学部卒業
国立病院機構金沢医療センター - 2018年
- 金沢医科大学病院
- 2019年
- 島根大学医学部附属病院脳神経内科
- 2020年
- 国立病院機構宇多野病院脳神経内科
島根大学医学部附属病院脳神経内科 - 2021年
- 島根県立中央病院神経内科
- 2022年
- 島根大学医学部附属病院脳神経内科
- 2023年
- 島根大学医学部附属病院高度脳卒中センター 助教
- 2024年
- あさやま内科クリニック 院長
資格
- 神経内科専門医
- 内科専門医
- 認知症サポート医
所属学会
- 日本内科学会
- 日本神経学会