めまいについて
めまいとは、目がグルグルと回って見えたり、自分のいる場所が回転しているように感じたりしている状態です。浮遊感がある、真っすぐに歩くのが難しい、目の前がフラフラする、立ちくらみがするといった症状のこともあります。このようなめまいの症状がみられた場合、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、メニエール病、貧血、低血圧、薬剤性、心因性などのケースも多く、その診療を当院で行います。
しかし最も注意しなければならないのは「脳の病気」によって起きるめまいです。この場合、すぐに治療しなければ生命に関わることがあります。一命をとりとめたとしても将来的に後遺症が残る可能性も考えられます。めまいに加えて下表のような症状がみられるときは、夜中でもすぐに救急車を呼んで救急外来を受診してください。悩む時間も惜しいですがもしも悩ましい場合は当院にすぐにご相談ください。
めまい+下記症状はすぐに『救急病院』です
- 突然の激しい頭痛
- 激しい吐き気や嘔吐
- 物の一部が見えない
- 景色が二重に見える
- ろれつが回らない
- 眼が左右どちらかに寄って動かない
- 手足が脱力した状態になっている
- など
しびれについて
一口にしびれといっても、長く正座した後などで起こる異常な感覚のケースもあれば、神経の障害などによって手や足に力が入りにくくなるケースもあり様々です。良性のしびれも多いですが、きちんと受診し、重篤な疾患でないか確認することが重要です。よくある原因としては糖尿病が進行して末梢神経の障害をきたすことがあります。また椎間板ヘルニアや変形性脊椎症により、手足がしびれることもあります。一方で重篤な疾患として脳卒中の患者さまの場合も、しびれがよく起こります。
当院では、患者さまのしびれの性状を評価し、緊急性と治療方針を適切に判断して診療を行っていきます。具体的には、しびれが体のどこで起こっているのか、片側なのか両側なのか、急にしびれが起こったのか、じわじわとしびれが広がっているのか、などを考慮して治療介入につなげていきます。